グリーンイライトは、フレンチグリーンクレイやグリーンクレイとも呼ばれ、世界中で最も使われている人気のクレイです。また、フレンチクレイはグリーン、ホワイト、レッド、イエロー、ピンクと、5種類ありますが、一言でフレンチクレイと言えば、ほぼグリーンのことを指しているほど、代表格のクレイです。
グリーンイライト(フレンチグリーンクレイ)の洗顔用のフェイスパックとボディ用のクレイパック(ボディパック)、そして入浴用の場合とに分けて、そのクレイの作り方と使い方を、初めてクレイを使う人にもわかりやすく、解説しています。
フェイスパックの場合 | グリーンイライト
それではまず、フェイスパック(フェイスマスク)から、いきましょう。
作り方 | フェイスパック
まず、小さなガラスか陶器製ボウルに小皿、木製や竹製のスプーンとスパチュラを用意します。けっして金属製やプラスティック製は、使わないようにしてください。
必要なもの:①ボウル、②小皿、③スプーン、④スパチュラ
ご注意なのは、先にクレイを容器に入れず、水を先に入れておくのが正しい順番です。
- 先に水:大体1~2大さじの水(またはミネラルウォーター、精製水、ローズウォーター、ハーブウォーターなど、ご自分の好みで)を容器に入れます。
- 次にクレイ:約1~2大さじ分のグリーンイライト(フレンチグリーンクレイ)を用意し、スプーンか指でつまみ、水を入れておいた器に、散らすようにゆっくりとクレイを入れていきます。クレイをスプーンで混ぜないようにしてください。必要であれば、エッセンシャルオイル(例:ラベンダーやティーツリー)を数滴加えて香りをつけてもいいですね。
- カバー:器に小皿でカバーをしてください。(クレイが乾燥しないように)
- ペースト状:水分がなくなってるのを確認しましょう。ここから 5~10分寝かして、ペースト状のまま使いましょう。(混ぜたらダメ)
えー? 混ぜないのー! って思うかも知れません。でも、クレイは水に溶かすのが目的ではなく、パックしやすいよう、クレイに水分を持たせるのが目的なんです。クレイはイオン電化を持った鉱物です。混ぜることで発生する余計な摩擦帯電(静電気)を避け、クレイのもつ陰イオン特性をそのまま使用することが望ましいのです。
使い方 | フェイスパック
①フェイスパックをする前に、顔を温水で洗い、毛穴を開かせます。
②作成したクレイペーストをスパチュラを使って、顔全体に均一に塗ります。ただし、敏感な目の周りや唇は避けてください。
③10-15分間放置し、クレイが乾くのを待ちます。この間、肌がピンと引き締まる感じがあるかもしれません。
パサパサになるほど完全に乾いた状態まで放置しないように気をつけましょう。クレイが完全に乾燥すると、皮脂の取り過ぎになります。理想は、クレイがまだちょっと湿った状態です。
④クレイが乾いたら、暖かい水で優しく洗い流します。そして、乾燥を防ぐために、すぐに保湿剤を塗ってください。
ボディパックの場合 | グリーンイライト
全身ボディパックとなると、けっこうな量になります。ざっと見積もって、フェイスパックの18~20倍の分量になります。でも、自分ひとりで背中まで、っていうわけにもいきません。
私の場合は月イチで、両腕、両脚、顔からデコルテ、お腹までを一緒にやってます。これで使用するクレイの量は、フェイスパックの 9~10倍の量です。
でもちょっと、面倒いなっていうときは、両腕だけとか両脚だけとか、その日の気分で変えてます。やらなくちゃって思うと、リラクゼーションできませんから(笑)
作り方 | ボディパック
フェイスパックと作り方は同じです。ただ、量が多いので大きめのボウルを用意しましょう。最初に入れておく水の量は、若干少なめにして、あとから足せるようにするのがコツです。
①大きめのボウルに200cc~300cc の水を入れ、約半カップのグリーンイライトを散らしながら入れていきます。
②ペースト具合を見図りながら水を加えたり、クレイを足したりしながら調節していきましょう。
③必要に応じて、エッセンシャルオイルを数滴加えます。
一度でも、やってみれば分量の目安がわかりますよ。
使い方 | ボディパック
①先にシャワーを浴び、温水だけ(石鹸で軽く洗うのもOK)で肌をきれいに洗い流します。
②作成したクレイペーストを全身に均一に塗ります。ただし、敏感な部分は避けてください。
③10-15分間放置し、クレイが乾くのを待ちます。
④クレイが乾いたら、お湯で優しく洗い流します。
クレイの乾燥度合いは、フェイスパック同様です。
入浴用の場合 | グリーンイライト
自宅でクレイパックの経験はあっても、自宅でクレイバスをやったことがない方って、けっこういらっしゃいます。ぜひ、一度やってみてください。やみつきになりますよ。
作り方 | 入浴
①バスタブにお湯を張ります。
②お湯が十分に張ったら、約1カップのグリーンイライトをバスタブに均一に散布します。
③クレイが均一に溶けているか、湯船の色を見ながら、手でお湯をゆっくりかき回します。
使い方 | 入浴
①クレイがまんべんなく混ざったら、バスタブに15~20分間浸かります。この間、クレイが皮膚の不純物を吸収し、必要なミネラルを提供します。
②浴槽から上がった後は、通常通りシャワーを浴びてクレイを洗い流し、乾燥を防ぐためにすぐに保湿剤を塗ってください。
以上のように、グリーンイライトはフェイスパック、ボディパック、または入浴剤として使用することができ、その強力な吸収性と豊富なミネラルにより、美しく健康的な肌を維持するのに役立ちます。
ただし、使用する際には、自分の肌の反応をよく観察し、肌が乾燥する場合は適切な保湿を心掛けてください。また、初めて使用する場合や敏感肌の方は、小さな皮膚の部分でパッチテストを行ってから全面的に使用することをお勧めします。
さらに詳しいグリーンイライトの効果については、こちらの記事をご参照ください 》 クレイの効果 | グリーンイライト