東京生活がはじまった。
外から聞こえてくる声とはうらはらに、周りの人々はけっこう暖かくやさしい。
まあ、東京生活といっても渋谷、恵比寿、品川、銀座、etc…といった都心のど真ん中でないからだ。
関東平野のど真ん中、東京は日本列島でも有数の広大な平野だ。
つまり、一言で東京といってもだだっ広く、大都会だけではない。
実際、下町の方が多くそっちの方が家賃も安い。
初めて東京生活をはじめようという人は絶対、東京の下町に住んだほうがいい。
東京の下町の人々は生活臭くて人が良く、なんせ粋な感じがにじみ出ている。
さすが、江戸っ子。
田舎から移り住んでも、人々の暖かさは田舎の人々とあまり変わらない。
外食するときも、大手チェーンの有名店や銀座、渋谷あたりの洒落たお店も一度は行ってみたいものだが東京生活を実感できるのは、下町の一見、しみったれた小さなお店がいい。
とくに、浅草を中心とした半径10km圏内の下町がおすすめだ。
墨田区、台東区、葛飾区の3区は東京ならではの洒落っ気と人情味に溢れている。
住んでみたい街ベストテンではいつも横浜が1位になっているが、横浜と東京の人間の違いを一言で表すと…
横浜=すかしてる
東京=粋
こんな感じ。
少々、東京生活をべた褒めな感が否めないかもしれないが、事実だからしょうがない。
東京へ遊びに来る機会があればましてや、一度住んでみようと思ったりしてるなら観光名所巡りばかりするより、さっき言った3区、墨田、台東、葛飾界隈を1日かけて歩いてみて欲しい。